2015年3月24日火曜日

卒業によせて

平成27年3月24日(火) 快晴

6年生のみんな、卒業おめでとう。
保護者の方々もおめでとうございます。

卒業する少年たちに「有縁を度す(うえんをどす)」という言葉を贈ります。

もし、この先やりたいことが見つからない、何かを一生懸命やりたいけど何をやったらいいかわからない、そんな時がくるかもしれません。
そんな時は、まず「有縁を度す」ことから始めてみてください。

有縁を度すとは、親鸞の言葉で、今縁がある人、身の回りにいる人、そんな人たちを大切にしましょう、助けてあげましょうという意味です。

「夢を持て!」、「目標は高く!」と言われると、何かとてつもなく大きなことを成し遂げなければならないと思ってしまいます。

夢に向かってまい進することも大切ですが、時には疲れて立ち止まってしまうときもありますよね。

そんな時は、目の前の人を助ける、今かかわっていることを一生懸命やる、そんな小さな事からやってみましょう。

身近な人に元気に朝の挨拶をして、もし、その挨拶で、その人の心が少し軽くなったとしたら、その人を助けた(有縁を度した)ことになります。
後から乗ってくる人のために、エレベーターの「開」ボタンを押して数秒待ってあげたときも、有縁を度しています。

そんな小さな事を繰り返すことで、人の役に立ち、役立つことがその人の役割を作っていきます。
役割が出来れば、そこから存在意義や目的を見つけることができます。

もしよかったら、この言葉を頭の片隅にでも置いておいてください。

これからはいよいよ中学生。これまで監督やコーチから言われたことを忘れずに今まで以上に勉強し、サッカーで鍛えた体力・精神力をバネに大活躍されることを期待しています。

ガンバレ、沖代OB!

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